やおよろずのもり

八百万の杜

赤ちゃんの名付けと画数― 地格の吉数と、後悔しない五格チェックの手順 ―

赤ちゃんの名前を考えはじめると、必ず一度は出会うのが「画数」の話。 気にしすぎると決められなくなり、無視するのも少し心残り—— そんな親御さんのために、姓名判断で名付けの鍵になる地格(ちかく)の意味と、 名付けでの画数チェックの手順を、やさしく整理しました。

名付けで画数を見るのは「親の願いの形」のひとつ

画数で運勢を読む姓名判断は、古代中国の数理思想に始まり、 日本では大正〜昭和期に体系化された伝統的な考え方です。 科学的な根拠が証明されたものではありません。それでも名付けで画数が 大切にされてきたのは、「この子が幸せに育つように」という願いを、 確認できる形にしてくれるから。神社にお参りするのと同じ、 日本の名付け文化のひとつと考えると、肩の力を抜いて付き合えます。

名付けの主役は「地格」— 名前だけで決まる画数

姓名判断では、お名前を5つの視点(五格)で見ますが、 名付けでまず注目するのは地格=名前部分の画数の合計です。 たとえば「太郎」なら 太(4)+郎(9)=13画。

地格は0歳〜20代前半ごろの運勢と、 生まれ持った性質・基礎的な才能を表すとされます。 まさに親が名前を通して見守れる時期の運勢なので、 「名付けは地格から」が姓名判断の定石です。 さらに地格は、姓が変わっても一生変わらない、その子だけの数字でもあります。

名付けに人気の吉数(当サイトの81数理より)

画数の吉凶は1〜81の数それぞれに意味を与えた「81数理」で判断します。 当サイトの鑑定で大吉としている数のうち、 地格として現実的な範囲(1〜33画)のものを挙げると:

1・3・5・6・11・13・15・16
21・23・24・31・32・33

※7・8・17・18・25・29・35・37 なども吉数です。吉凶の判定は流派により異なります。

なかでも15(福寿円満)・16(人望)・24(金運・蓄財)・31(穏やかな指導者)あたりは、男女問わず名付けで昔から人気の数字です。 候補のお名前の地格がこのあたりに当たれば、伝統的には申し分ありません。

後悔しない名付けの手順(4ステップ)

手順1. 呼びたい名前・込めたい願いから候補を出す

最初から画数で絞るのはおすすめしません。まず「こう呼びたい」「こんな子に育ってほしい」という願いから、響きと漢字の候補を自由に挙げましょう。画数はそのあとの確認に使うのが、後悔しない順番です。

手順2. 名前だけの画数(地格)を確認する

候補が出たら、名前部分の画数の合計=地格を確認します。地格は幼少期から青年期の運勢と、生まれ持った性質を表すとされ、名付けで最も重視される格です。

手順3. 姓と合わせて五格ぜんぶを見る

同じ名前でも、姓と組み合わせると人格・外格・総格が変わります。「名前単体では吉なのに、うちの姓と合わせると人格が凶」ということも普通に起こるので、必ずフルネームで確認しましょう。

手順4. 画数以外の「実用チェック」で仕上げる

声に出して呼びやすいか、聞き取ってもらえるか、書きやすいか、意味の良い漢字か。子どもが一生使う道具としての使い勝手は、画数と同じくらい大切です。

ポイント:画数を最初の条件にせず、最後の確認に使うこと。 願い→響き→漢字→画数の順で進めると、「画数は良いけれど好きになれない名前」を選んでしまう失敗を防げます。

知っておきたい2つの注意点

① 名前に使える漢字は法律で決まっています

子どもの名前に使えるのは、常用漢字と人名用漢字(あわせて約3,000字)、 ひらがな・カタカナなどに限られます。画数の都合で珍しい漢字を選ぶ前に、 その字が使えるかどうかの確認をお忘れなく。

② 画数の数え方は流派で変わります

同じ「花」でも、新字体で7画と数える流派と、くさかんむりを旧字体の6画で数えて 10画とする流派があります。ひとつの結果を絶対視せず、 「この流派ではこう」という参考情報として楽しむのが健全な付き合い方です。 当サイトでは新字体・旧字体の両方で確認できます。 くわしくは旧字体の画数の数え方もどうぞ。

よくある疑問

Q. 画数はどこまで気にするべきですか?

A. 「最後の確認」くらいの位置づけがおすすめです。姓名判断は伝統的な考え方のひとつであり、科学的に証明されたものではありません。願いを込めて選んだ名前が候補に残っているなら、画数を理由に無理に捨てる必要はありません。逆に、候補が複数あって迷っているときの「決め手のひとつ」としては、昔から多くの親御さんに使われてきました。

Q. 女の子は結婚で姓が変わるかもしれません。それでも五格を見る意味はありますか?

A. あります。姓が変わっても、名前部分の画数(地格)は一生変わりません。だからこそ、将来姓が変わる可能性を考えて「地格を最優先にする」のが女の子の名付けの伝統的な考え方です。地格が良い名前は、どんな姓と組み合わさっても土台がぶれません。

Q. どうしても使いたい漢字だと凶数になります。あきらめるべき?

A. あきらめる必要はありません。凶数は「悪い人生の予告」ではなく「気をつけたい課題」を示すものです。また、画数の数え方は流派によって変わるため、別の流派では吉数ということもよくあります。読み(ひらがな表記)や、同じ読みの別の漢字で画数が変わることもあるので、こだわりの漢字はいろいろな組み合わせを試してみてください。

候補のお名前を無料でチェック

姓と候補の名前を入れるだけで、地格を含む五格すべてを自動計算。
新字体・旧字体の切り替えにも対応しています。入力されたお名前は保存されません。

無料で名付けチェック