前世の縁
睦まじい夫婦
むつまじいふうふ
深い縁
同じ屋根の下で、生涯を並んで歩いた二人
前世の情景
夕暮れの土間。片方が火を熾し、片方が水を汲む。言葉はほとんど交わされません。必要がなかったからです。どちらかが立ち上がれば、もう一方は何を取りに行くのかを既に知っていました。
前世で、何が起きたか
特別に劇的な出来事はありませんでした。子を育て、年を取り、片方が先に逝き、残った方が数年後に追いました。ただそれだけの一生です。けれど、その「ただそれだけ」を最後まで続けられた二人は、そう多くありません。
そのため、現世のおふたりは
初対面のはずなのに、間の取り方が最初から合っています。沈黙が気まずくならない。生活のリズムや、食べ物の好み、片づけ方といった細かい部分が、驚くほど噛み合うはずです。恋人でも、友人でも、家族でも、この「呼吸の合い方」は変わりません。
今世の宿題
居心地が良すぎて、感謝を言葉にしなくなることです。前世でも、二人は多くを語りませんでした。今世は少しだけ、口に出してみてください。それがこの魂たちの、今回の課題です。
※ 伝統的な姓名判断に「前世を読む流派」はありません。これは『古事記』『日本書紀』の八百万観——山にも川にも木にも石にも神が宿るという考え方——を土台に、 八百万の杜が独自に組み立てた読み物です。前世の実在を主張するものではなく、 ご自分の性質を別の角度から眺めるための、物語としてお楽しみください。