前世の縁
宿敵
しゅくてき
試される縁
刃を向け合い、しかし互いだけを認めていた二人
前世の情景
対峙する二つの影。憎んでいたのは相手ではなく、相手が背負っているものでした。それでも刃を向けねばならない。二人とも、そのことを理解していました。
前世で、何が起きたか
決着はつきました。勝った側は喜べず、負けた側は恨みませんでした。互いを本気で認めていたのは、この世で二人だけだったからです。敵とは、最も深く相手を見る者のことでした。
そのため、現世のおふたりは
初対面から、なぜか衝突します。意見が合わず、やり方が合わず、それなのに無視できない。相手の実力だけは認めている——そういう、ややこしい関係になります。組めば強いのに、組むまでが長い。
今世の宿題
同じ側に立つことです。前世では立場が二人を分けました。今世は、その制約がありません。敵ではなくなった時、この二人は誰よりも強い組み合わせになります。
※ 伝統的な姓名判断に「前世を読む流派」はありません。これは『古事記』『日本書紀』の八百万観——山にも川にも木にも石にも神が宿るという考え方——を土台に、 八百万の杜が独自に組み立てた読み物です。前世の実在を主張するものではなく、 ご自分の性質を別の角度から眺めるための、物語としてお楽しみください。