前世の姿
商人
あきんど
人
物と人のあいだを行き来した者
前世の情景
あなたの魂は、市の喧騒のなかにいました。異なる言葉、異なる貨幣、異なる神を信じる者たち。あなたはその全部と渡り合いました。値をつけるとは、相手が何を欲しているかを見抜くこと。あなたは物ではなく、人を読んでいたのです。
背負っていたもの
つなぐこと。あちらに余っているものを、こちらの足りない場所へ運ぶ。その道中で、言葉も、話も、噂も一緒に運びました。あなたが通った道は、そのまま文化の道になりました。
現世に持ち越した性質
初対面の相手と話すことに抵抗がありません。何が求められているかを察するのが速く、人と人を引き合わせることに喜びを感じます。損得の勘定が自然にでき、それを卑しいとも思いません。
魂に残る癖
相手に合わせすぎて、自分が何を欲しいのかわからなくなることがあります。全員に良い顔をした結果、誰にも本心を見せていない——そんな時期が、この魂には周期的に訪れます。
この魂が惹かれるもの
人の集まる場所。新しいもの。旅。同じ場所に長く留まると、理由のわからない渇きを感じるはずです。
※ 伝統的な姓名判断に「前世を読む流派」はありません。これは『古事記』『日本書紀』の八百万観——山にも川にも木にも石にも神が宿るという考え方——を土台に、 八百万の杜が独自に組み立てた読み物です。前世の実在を主張するものではなく、 ご自分の性質を別の角度から眺めるための、物語としてお楽しみください。