前世の姿
癒し人
いやしびと
人
傷と病に手を触れた者
前世の情景
あなたの魂は、苦しむ者の枕元に座っていました。薬草の苦い匂い。荒い呼吸。あなたは治せない相手の手も握りました。治すことだけが仕事ではなかったからです。最期まで一人にしない——それが、あなたが自分に課した務めでした。
背負っていたもの
痛みを和らげること。そして、和らげられない痛みの前に、それでも留まること。多くを救い、しかし救えなかった顔のほうを、あなたはよく覚えていました。
現世に持ち越した性質
弱っている人を放っておけません。相手の不調に、本人より早く気づくことがあります。誰かの世話をしている時に、いちばん自分らしくいられる——そういう作りをしています。
魂に残る癖
他人の苦しみを引き受けすぎて、自分が空になります。前世で背負った「救えなかった」という感覚が、理由のない自責として時々顔を出す。あなたのせいではなかったことを、この魂はまだ完全には受け入れていません。
この魂が惹かれるもの
手当てすること。温かいもの。植物。誰かの回復を見届けた時の、静かな充足感。それがこの魂のいちばんの報酬です。
※ 伝統的な姓名判断に「前世を読む流派」はありません。これは『古事記』『日本書紀』の八百万観——山にも川にも木にも石にも神が宿るという考え方——を土台に、 八百万の杜が独自に組み立てた読み物です。前世の実在を主張するものではなく、 ご自分の性質を別の角度から眺めるための、物語としてお楽しみください。