前世の姿
龍
りゅう
水
淵に棲み、水を司ったもの
前世の情景
あなたの魂は、深い淵の底に眠っていました。人はその淵を恐れ、供物を捧げ、雨を乞いました。あなたが身じろぎすれば川は増し、静まれば水は退く。人の暮らしはあなたの機嫌の上に成り立っていました。あなたは意地悪をしたことなど一度もありません。ただ、大きすぎたのです。
背負っていたもの
水を巡らせること。恵みと災いは、あなたにとって同じ一つの力でした。手加減という概念を、あなたは持っていませんでした。
現世に持ち越した性質
感情や存在感が、自分で思うより周囲に影響します。あなたが不機嫌だと場が沈み、機嫌が良いと場が明るくなる。本人にその自覚が薄いのが、この魂の特徴です。力の総量が多く、出し方を覚えるまで時間がかかります。
魂に残る癖
加減ができません。やるなら全部、やらないならゼロ。中間の出力を持たないため、周囲を疲れさせたり、自分が消耗したりします。また、恐れられることへの寂しさが、魂の底に残っています。
この魂が惹かれるもの
水。雨の音。深いもの、大きいもの。浅い付き合いや小さくまとまった場所に、息苦しさを感じるはずです。
※ 伝統的な姓名判断に「前世を読む流派」はありません。これは『古事記』『日本書紀』の八百万観——山にも川にも木にも石にも神が宿るという考え方——を土台に、 八百万の杜が独自に組み立てた読み物です。前世の実在を主張するものではなく、 ご自分の性質を別の角度から眺めるための、物語としてお楽しみください。